iTRADEを使用する際のデメリット
iTRADEはバックテストの精度及び、完全自動売買やその他もろもろで、システムトレードを行う上ですぐれたシステムトレードアプリなのですが、
使用するうえでのデメリット・・・というか弱点は存在します。
それはズバリ「月額課金が発生する事」です。
iTRADEは月額課金システム
2017年5月現在では月額課金が1万5千円(税抜き)が必要になります。
他社のシステムトレードアプリの殆どは一度購入すれば終了で、それ以降はアプリによっては、データ更新料位のランニングコストが年に1万円そこそこが必要なくらいです(そのかわりアプリが15万円以上必要とそれなりに高額)。
iTRADEでは一度に大金のコストが必要なわけではないですが、長く使う場合1万5千円のコストがずっと必要になってきます。
iTRADEと他のシストレアプリとの比較
例えば、1年iTRADEと他のシステムトレードアプリを使用した場合の対比は、
iTRADEの場合:1万5千円×12カ月=18万
その他アプリ:15万円
1年間で3万円の差がでます。
基本的には相場での損益に比べれば大した金額ではないですが、
5年間の比較となると結構差が発生します。
iTRADEの場合:1万5千円×60カ月=90万円
その他アプリ:15万円
5年間では75万円の差が発生します。
こう考えるとiTRADE高いなぁ~っと思うと思います。
iTRADEはコストが高い!しかし・・・
実際にコスト面で考えると高いのですが、iTRADEの優れているところは冒頭でも触れた通り、バックテスト制度や完全自動売買にありますので、一概に値段が高いだけでじゃあやめておこうとはならないと思います。
そもそもシステムトレードを行うにあたって、一番重視するところは、収支の面であり、
いかに勝てるかが重要になってくるはずです。
システムトレードで継続して勝てるかどうかを考える時、
勝てるルールを作る際、本人のルール作成能力の部分も大きいですが、
扱う道具の優劣もかなり左右されると思いますので、
出来れば良い道具を使う方が良いと思います。
iTRADEのコストを考慮したうえでシステムトレードを行う現実的な資金量とは・・・
iTRADEでは月額課金のコストが発生するので、他のシステムトレードアプリに比べて、低運用資金ではやや厳しい面もあるとは思います。
なぜなら月額課金分の利益を得ないとコスト負けするからですね。
以前こちらでシステムトレードを行うには100万円位は欲しいと言いましたが、
100万円と言った理由の一つが、iTRADEのコストを加味した時のものだったのです
(他にも低運用資金では売買できる銘柄が少ない等の要素があります)。
運用資産額が100万円の場合、
iTRADEの月額課金が1年で18万円(税抜き)かかるので、
iTRADEを使ったシステムトレードで18万円勝ってやっとトントンになるのですね。
つまり年利は約20%位稼がないとプラスに行くことは無いのです。
ですが、100万円の資金の年利20%というのは、例えば500万円とか1000万円以上とかの資金での年利20%より達成難易度が低いと思うので、年利20%を超えるのはそこまで高い壁ではないと思います。
あと元々の100万円の資金に入金することによって、手動で運用資金を増やすこともできますので、さくっと資金を増やせる方は最初は100万円で様子をみて、慣れてきたころに資金を増やしていっても良いかと思います。
運用資金が100万円の場合では、やや苦しいトレードを強いられますが、
これが例えば運用資金が500万円になるとどうでしょう。
年利が20%の場合、年間の利益が100万円となります。
そして年間に18万円の月額コストが掛かるので、約80万円が利益として残ります。
500万円の運用資金があるとかなり楽なシストレライフを過ごせそうですね。
仮に年利を10%に下げると、利益が50万円となり、
利益の50万円に対して、コストが18万円なので約30万円が利益として残りますね。
年利に関しては、ルールが優秀かどうかという点と、本人のリスク許容量で変化するので一概には言えませんが、コストより利益が大きい状態になると、あとは利益を元々の資金に乗せる複利で資金が増えていき、運用資金が増えるほど利益に対するコストはだんだん希薄化して、ほとんど気にならないレベルになってくると思います。
因みに運用資金1000万円で年利20%稼げるとすると、
年間200万円の利益に対しコストが18万円ですので、このあたりまでくるとかなりコスト比が変わってきますね。
今回はiTRADEの弱点であるコストが発生するという事についてふれましたが、実際にお金が増減する一番の要素はトレードでの損益だと思うので、コストの事はそこまで気にしなくても良いのでは?と思います。
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